2017年5月29日月曜日

ウォーキングデッドを観てきて、

何の気なしに観始めた。
回を追うごとに、観ないではいられなくなり、結局、ジーズン6までを、一気に観た。
こんな観方をしたのは初めてだから、なんだか、作り手に申し訳ないような気持ちがする。
もう少し、ゆっくりと回を追っていきたかったと、今は思う。
もう、一度見るかも知れない。

このドラマには、特異なものが詰まっている。
すべての要素が詰まっている。ないのは、コメディー的要素ぐらいだろうが、観方によっては、これは、コメディーともとれなくもない。
何しろ、作り話なのだから。
前提に大嘘があるのだから。

だからこそ、このドラマが、貴重に思える。
架空の設定の上で、繰り広げられる生臭い、葛藤劇。
だからこそ、真実味があるのだ。
『ウォーキングデッド』は、そんなドラマだ。
ホラーと捉えると、あまり怖くはない。ショッカーとして観たら、たいして驚きはない。
そのかわり、異様にドラマが詰まっている。
観ながら思うのは、「ああ、こんなドラマが書けたらな」ということ。
「書けやしない」
というのと、
「書けるはずだ」
が交互に押し寄せる。
うずうずする。
こんな感情を抱いたのは滅多にないことだ。
いつのまにか、ボクがいなくなっている。
誰だか知らないが、とにかくドラマを書きたがっている人間が、羨望して観ている。
シーズン7は、観られることは観られるが、まだ見ないでおこう。
6までで、充分なところもあるが、数少ない楽しみを、もう少し、後に回したいのだ。

『ウォーキングデッド』は、そんな映画だ。
ボクにとっては、ドラマの塊だ。


10月19日に思うこと、

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