2018年2月6日火曜日

2017年の事、そして、18年に向けて、

一昨年に撮影、完成した「海辺のリア」の公開が、6月となり、(これは、完成する前から決まっていたのですが)それまでは、新作のことも考えずに、ただ漫然と公開を待つ日々を送っていました。
映画が完成してしまい、初号試写が終わってしまうと、奇妙な空気が漂い始めます。
何かを始めようにも、何か落ち着かず、とはいえ、宣伝に出来るだけ参加すると言うこともせずに、宣伝担当者の指示を待ち、果ては、待ちぼうけと言うこともあります。
とにかく、退屈な日々を半年以上も過ごさなくてはならなくなります。
何をしても、手にはつかず、かといって何もしないと言う訳にもいかず、あれこれと、次作に向けてアイデアを考え、メモするのですが、空虚感というか、虚脱感というか、そういうものがボクの周りに絶えず漂っていて、ロクなアイデアは浮かびません。
今回は、仲代さんのために書いたシナリオでした。
ですから、仲代さんがメインになって、宣伝にも参加してほしかった。
ボクは、宣伝には要らないと決めていました。
それでも、いくつか、舞台挨拶などに出て行きましたが、脚本と監督を担当した身としては、黙して語らず、映画を観て、みなさんがどう感じたかだけが大事だと思っていました。

いろんな意見があるでしょうが、ボクは、その意見をなるべく聞かないようにしました。SNSでも、あえて、調べることもしませんでした。
毀誉褒貶は、つきものなので、褒める人もいるかも知れませんが、黙殺する人もいるでしょうし、悪口を叩く人もいることでしょう。
でも、もうそういうことは、あまり気にならなくなってしまいました。
悩みに悩んで完成にこぎつけた映画です。
誰がなんと言おうと、こうしか作れなかったと言う事だけです。

たった3週間ぐらいの撮影でしたが、スタッフ、キャストの皆さんが、楽しんで過ごしてもらえれば、それでいいと思っています。
また、それは、半ば、成功しているようでした。
もちろん楽しいだけじゃなく、真剣さも必要ですが、相手は、人間だけではなく、天候等が大きく左右しますので、待ち時間も沢山あったし、思いもよらないアクシデントもあったと思うのですが、それを、楽しむ余裕がないと、映画作りは、ただのお仕事になってしまいます。
もちろんお金を稼がなくては、スタッフは生活に困りますが、いつものように、事前にギャラの話はしていて、その条件で納得して入ってもらっているので、その点に関しては、不満はなかったと思っています。
ただ、少しだけ、過酷だったのは、住環境かと思います。
ほとんど、合宿でしたから。

でも、それは、いつものボク等の組のやり方なので、一度経験したことのある人は、それほど苦痛には感じなかったのではないかと思います。
合宿をしないで、映画を作ったこともありましたが、ボクにはちょっと違和感を覚えました。
やはり、撮影の時ぐらいは、日常生活を忘れて、お金の心配も忘れて、映画作りにどっぷりと漬かってほしいと思っています。
現場でのスタッフ、キャストの交流が、何かを生み出すことを信じています。

そんな訳で、公開も済み、さあそろそろと考えてはいますが、今度は虚脱感が襲ってきます。
途方もない、虚脱感です。
放心状態といいますか。
おまけに、入院、手術が、二度もあり、二度目は、救急車で運ばれると言う人生初の体験をしたので、リハビリにまた、時間がかかることになりました。

気が付けば、年末。
寒い日が続き、外にも出ずに、引きこもっているうに、また身体の異常が見つかり、年明け早々、入院、手術と相成り、また、少し凹んでしまうと言うことの繰り返しです。

次に作る映画は、自主制作にしようと考えています。
初心に戻ることは出来ませんが、出来るだけ少人数で、それなりの効果を上げるよう、企画開発を始めています。
いつ、制作に入るか、まだ未定ですが、今までやったことのないものをやりたいと思うのは、いつものことですが、今回も、その積りでいます。
どうか、ご期待ください。

企画は、湧いてくるまで待つしかないと言ったのは、黒澤明監督ですが、ボクは、そんなに優雅に構えてはいられないので、ピッチを上げて、練りこんでいこうと思います。
ひとりきりの作業が、しばらく続くと思います。
SNSで、愚痴を書くぐらいが気晴らしになるかな?(笑)

おしかりでも、励ましでも、何でも結構ですので、書き込んでもらえると、励みになります。
どうぞ、よろしく。
みなさんあっての、ボクですから、


2018/02/04
本郷にて、ムラーズを聞きながら、




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2017年の事、そして、18年に向けて、

一昨年に撮影、完成した「海辺のリア」の公開が、6月となり、(これは、完成する前から決まっていたのですが)それまでは、新作のことも考えずに、ただ漫然と公開を待つ日々を送っていました。 映画が完成してしまい、初号試写が終わってしまうと、奇妙な空気が漂い始めます。 何かを始めように...