一日、家にいる。
炬燵に入り、過ごす。
水道屋さんが来て、破裂したところを直してもらう。
これでようやく水が使えると思ったら、今度は、別のところが破裂。
そこも直してもらう。
今年はとにかく、水道の凍結、破裂が沢山あったらしく、今年の東北の冬の厳しさを思い知る。
普段東京にいるとわからないことが沢山ある。
わからないというか、それが当り前だと思っていることが、こちらではまったく、そうではないということを、知らされる。
その都度、ドキリとする。
そうか。
まだ、その程度なのかと。
その程度というのは、悪い意味で言っているのではなく、文明の進歩なんてたかが知れてるし、その先端をいってるからってどうということはないのだが、テレビのデジタル化ひとつとっても、まったく無縁の人たちがいるということだ。
それは、予想以上に沢山いる。
ネット社会というけれど、日本国中で、どれだけの人たちがパソコンをもっているんだろう。
親父は、随分以前にパソコンを買ったが、遂に死ぬまで使うことはなかった。
携帯電話も持たなかった。
他にも、まだまだ都会で暮らしている人の中には、携帯電話を持たない人たちがいる。
貧しいからというのもあるだろうが、そうでない人たちもいる。
ミャンマーのニュースを観たのは、いつだったか?
選挙で選ばれた人が、軍事政権に抑えられ、自宅で軟禁されているという。
これは悪い例だが、人間社会の理想形が、はたして民主主義なのか疑問に思う。デモクラシーは多数決の論理である以上、マイノリティーは、浮かばれない。
小沢氏のいう「数は力」は、悲しいかな正しい。
としか言えない。
× × ×
まだ炬燵の中。
今日は、このまま眠ることになるだろう。
ここにいると行動を起こさなければ、人と会うことはない。
町をただ歩いても、人とはすれ違うこともない。
都会の中の孤独は疲れるが、田舎の孤独は、少しだけ気持ちが前向きになる。
2010年3月28日日曜日
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