今朝、東京に戻った。
戻りたくなくて、散々ごねたが、ついに夜になって帰路につく。
別に、Kがいいというわけではないのだけど、東京は今のボクにはしんどい。
とにかく、辛い。
明け方に寝て、昼ごろ起きて、食事。
また寝て、夜に夕飯のカレーライスを食べて、また寝た。
だから、今は、4日の深夜。
ああ、しんどい。
息してるだけでしんどい。
無理を押して、書く。
× × ×
Kを出る前に観ていた映画を思い出す。
そう、二本続けて観たんだった。
一本は、『セブン・アップス』。
『ブリット』や『フレンチコネクション』のプロデューサーが撮った映画だが、台本のひどさに驚く。
よくこんな台本で映画を撮る気になったものだ。
アクションシーンはそれなりに観られるが、中身が薄いので、ただの絵空事のように思えてします。
この人は、これ一本きりで監督はしないのだろうか? それとも何本か作っているのか? あまり観たいとは思わないが。
唯一この映画を観て良かった点は、アクション映画に、改めて関心をもったこと。
続けて、『バットマン ビギンズ』を観る。
ずっと観ようと思っていたが、なかなか機会がなくて観られなかった。
とうとうDVDの封を破り、観たのだが、どうもボクはこのシリーズの印象が悪く、乗り切れずに観ていた。
随分醒めた見方だ。
そのせいもあって、まったく入りこめない。
『ダークナイツ』を観たときは、このシリーズを生き返らせたと思えるほどに、エネルギーに満ち溢れていたのだが、ノーラン監督としては、このシリーズの参入、一本目ということもあるんだろう。遠慮している気がした。
それでも、後半になるとドライブがかかってきて、彼独特の悲観的世界観が前面に出て来て、いい感じになってきたが、そこまでで終わってしまった。
この続きが、『ダークナイツ』ということか…。
もう一度、『ダークナイツ』を観ようと思ったが、いつのことか。
Kにいる間に、何本か映画を観たが、刺激になるような映画はなかった。唯一、『こわれゆく女』には改めて興味を持ったが、今となってはどこか人ごとだ。
『アメリカ~』は素晴らしいが、収まりの良さが気になる。
既にヴェンダースは完成された人なんだろう。
こういう人は、残された人生で、何を描いて行くんだろう。
そのことばかりが気になった。
それでも、この映画と出会えた幸せは、忘れてはならない。
観た後、何度も思い出す。
そんな映画はとても貴重だ。
× × ×
今年の冬は、やたらに長く感じる。
体調が影響しているんだろう。
暑さには耐えられるようになったが、寒さはとてもこたえる。
以前と逆になってしまった。
みんなが薄着をしているのに、ボクだけ厚着だ。
× × ×
憂鬱な日々が続く。
2010年4月5日月曜日
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