一週間ほど、ブログを書けなかった。
一週間の間に何が起こったのか、今思い出そうとしてもなかなか思い出せない。
思い出そうとすること自体、無意味(それほどたいしたことはしていないので)なので、思い出した事だけを書いておく。
しかし、こうやって思い出す努力をしないと何も思い出せなくなっていくんだな。
× × ×
この間に、広島、大阪、奈良に行った。
映画『春との旅』のキャンペーン。
キャンペーンというのに初めて参加したが、面白いものではない。行く先々で、上映会があり、お客さんと話すのを楽しみにしていたが、宣伝はそんなことはどうでもいいようで、舞台あいさつを記事にしてもらうだけが目的だ。もちろんそれはそれでわからないことはないが、作り手としては、今そこにいるお客さんの方が大事だ。たとえ応募で来たお客さんであったとしてもだ。観たお客さんを大切にすべきだとボクは思う。
大阪で、仲代さんとえりちゃんと合流。
外国ではこういうプロモーションをやってるんだろうか? お客さんとの対話もなく、マスコミの取材に明け暮れるようなことをやっているんだろうか? 随分前に、周防さんの本を読んだことがあるけれど、そんなことはなかったような気がする。でも、プロモーションは映画祭ではないわけだし、これでいいのかも知れない。
わからないが、口コミの方が媒体に出るより、遥かに大事なことのように思う。
日本の映画宣伝の在り方も少しは考えないといけないな。
そんなことを思う。
いけないいけない、またマイナス思考だ。
だから、閑話休題。
「春との旅」と題した小説が15日に売り出された。
去年の10月から書きだした小説で、執筆に半年も掛かっている。でも、メモを取り出したのは、10年ぐらい前だ。つまり、シナリオを書く前からだ。
書く際、なるべく映像にしにくいように書いた。つまり脚色しにくいようにだ。その試みは、半ばうまくいったように思うけど、半ば失敗した。もっともっと長くしたかったが、編集者の意見もあって随分と切った。締め切りがなかったら、書きださなかっただろうけど、締め切りを延ばしても、更に長くすべきだった。この話を書くのは一回こっきり。二度はないからだ。
思う存分書き残せばいいと思う。
いつか、映画にならない本を書いてみたいと思う。でも、いつになることやら。ま、当分は考えないことにしよう。
× × ×
そんなわけでキャンペーンから戻って、寝てばかりいる。
体が重い。
ああ、そうか。
帰った翌日、日本映画学校で、サトウトシキ監督のゼミに出て、『ワカラナイ』のメイキングを流す。
それで学生たちと少し話した。
でも、半日ぐらいでは何も伝わらない。
疲れただけだったのか?
判らないがこういうのも当分いいかな。
六月の同志社大学の方は、もう少し違った方法をとろう。
× × ×
寒い日が続く。
体を壊さないようにしてください。
ボクはすでに壊れています。でも、これ以上壊れないように気を付けます。
2010年4月19日月曜日
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