東映ビデオで、取材、三本。
徳永えりさんと一緒。
これで役者とのペア取材はお終い。
ありがたい。
毎回のように訊かれることだけど、
「役者をどのように演出したのか」
と、さも映画の監督が、役者を演出することだけが仕事のように思っているこの質問。
いい加減うんざりする。
もちろん動きをつけたりすることもあるけれども、役者を雇ってる以上、事前に考えてそれなりの芝居が出来てなければいけないわけで、それがプロというものだろう。
監督が思っている芝居と同じならばそれはOKだが、事はそう簡単にはいかない。何度もやってもらう場合もある。
それは、誰とでも同じだ。
映画は、役者の芝居を撮るだけでのものではないが、最近のライターさんに言っても始まらない。
× × ×
取材を終えて、遅い昼食。
店を捜しながら、やはり先に昼食をとっておけばよかったなと思う。
築地更科があったので、入る。
更科の蕎麦はあまり好きじゃないなくて、立ち食いがいいんだけどなと思っていたが、疲れていたので、座りたかったし、ビールも飲みたかったので、この店にした。
中瓶一本をもてあます。
もり蕎麦、大もりを頼んだけど、それも食べきれない。
もりにしておけばよかったと、食べながら思う。
店を出て、ふらふらと歩く。
最近運動不足なので、少し歩こうと思ったのだが、それがいけなかった。
歌舞伎座の前を通過。
シネパトスで、映画の看板などを眺めてから、伊東屋へ。
いろいろと見て、今度は、有楽町へ。
靴屋に入り、靴を見てから、HMV、三省堂といったところで、足がまたおかしくなってきた。
慌てて、喫茶店に入り、コーヒー。
少しおさまったので、店を出て、また三省堂。
無印。
と来たところで、いつもの痙攣が始まる。
きたきた!
と、慌てて、タクシーを拾い乗り込むが、足の痙攣が一斉に襲い掛かり、両足が攣る。
こうなるともう、どうしようもない。
タクシーの運転手さんに、「すみません、脚延ばします」と言って、延ばそうとするが、攣れは更にひどくなり、汗と涙がどっと出る。
何度も車を止めてもらい、降りようと思うのだけど、降りたところで、一度攣ったら、なかなか戻らないのはわかっていたので、我慢して、うんうん唸りながら、団地の前へ。
タクシーが転がり落ちるように降りて、奥さんに電話。荷物を持ってもらい、ようやく家に着いた。
でも、この日は、ひと晩じゅう、痙攣がおさまらず、何度も、攣り、起きる。
だからほとんど眠れなかった。
朝になって、少し、おさまって来たが、まだ横になると痙攣が始まる。
「くそっ!」
と自分に言う。
何とも、しんどい一日だった。
2010年5月8日土曜日
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