朝のうちは晴れていたが、今は曇天。
湿気もある。
でも、窓を開けている方が気持ちがいいので、今日は朝から窓を開けている。
蠅やら蛾やら蚊がボクの周りを飛び交う。
刺すのは困るが、それ以外はあまり気にならなくなる。
ここにいるのは、生活とは程遠い。
ただ、居る。
用があるから居る。
それだけのような気もする。
ボクの居場所など、どこにもないような気持ちになることがある。
特に、映画を観ていると尚更だ。
『胡蝶の夢』観る。
コッポラの自主製作とか。
フランスのパテ社が配給している。
低予算だと言う。
自腹を切って作ったのだと言う。
言葉もない。
中身は、ボクには何が何だかさっぱり判らない。
もちろん、「若さなしの若さ」と言う原題の意味ぐらいはわかるし、この映画が何を言わんとしているかぐらいは判る。
でも、その先は、チンプンカンプンだ。
巨匠の老境の域と言うことなんだろうが、昔観たアラン・レネの『プロビデンス』の方が気がきいているようにも。
でも、良いところも沢山ある。
何より、音楽がいい。
ルーマニアで録音したらしいが、アメリカでは出せない音だろう。
変わった楽器を使っていてそれもいい。
ダルシマーのような民族楽器。
2010年7月22日木曜日
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