今朝は涼しい。
昨日とは少しだけ様子が違うが、これからどうなるかな。
引き続き、キャプラ監督作、観る。
『陽気な踊り子』。
28年の作品。
サイレント映画。
まだキャプラタッチの萌芽はないが、コメディー作家としての独自性がある。
もっとも、ボクはそれほどサイレント映画を観ていないので、何とも言えないのだが…。
『プラチナ・ブロンド』観る。
「パンツは自分で履く!」
の台詞が面白い。
二面性あるキャラクターの配置や、物語の展開など、いかにもキャプラといった感じだ。
素晴らしい。
『風雲のチャイナ』観る。
中国を舞台にしたメロドラマだが、こちらはキャプラ流があだになっているような気がした。
シリアス劇に、彼の良さは出ないような…。
それは、『失われた地平線』と共通することだが…。
『狂乱のアメリカ』観る。
こちらは、キャプラタッチの完成形とも言えるものだ。
原題は『アメリカンマッドネス』。
『素晴らしき哉、人生!』と共通したものがある。
とにかく、主人公のキャラクターが素晴らしい。
群衆シーンも特筆すべきものがある。
まだご覧になっていない方は、ぜひとも観て欲しいものだ。
駆け足でキャプラ作品を観て来たが、それも、今日で終わる。
作られた年代中に観ることが出来なかったのは、持っているDVD制作年度の表記がなかったためだが、それが悔やまれもする。
後に調べた結果、以下の通りとなる。
『素晴らしき哉、人生!』、『群衆』は、またしばらくしたら観るつもり。
こちらの方は、ボクも何度も観ているし、皆さんもご存知のことだろう。
ああ、それと、『毒薬と令嬢』も、後に観よう。
戦後、満を持して放った『素晴らしき哉、人生!』の興行的失敗で、キャプラの人生は大きく変わった。
そして、ハリウッドもスター中心となり、監督の地位は、後退して行った。
フランク・シナトラとの確執など、大いに屈辱を味わったキャプラは、『ポケット一杯の幸福』を最後に、映画監督を引退。自伝の執筆などで、余生を送ったと言う。
キャプラの自伝は、本国アメリカでも、絶版のようだし、もちろん邦訳はなされていないのだろう。残念でならない。
2010年7月27日火曜日
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