気仙沼市民会館にて、『春との旅』の上映会。
特別ゲストで、仲代達矢さんに来ていただく。
会場は、ずいぶん早くから市民の方々がいらして、早めに開場。
二時の上映を、お客さんが絶えないので、五分ほど遅らせて、上映。
映画が終わると、トークとなり、ボクがまず挨拶し、その後、隠していた仲代さんを紹介する。途端に、大きな拍手で、会場内は、仲代さんの言葉に耳を傾ける。
司会の村上恵子さんは、仕事のかたわら、太鼓の先生をしているとかで、この開場でも何度か、公演をされたようで、
「太鼓なら全然あがらないんだけど、映画の後のトークの司会というのは、初めてのことだから」
と、かなり緊張している。
いろいろと事前に会って、話したのだけれど、緊張はほぐれなかったようで、事前に用意していた進行メモのようなものも、あまり用をなさなかったようだ。
それでも、あらかじめ用意していた進行台本などを読み上げるよりもよほど、気持ちは伝わっていて、ボクとしては、よかったんじゃないかと思う。
トークとか舞台挨拶が過剰に仕組まれたものだと、ボクなんかは何のおもしろみもなくなってしまう。
それだけは避けたいと今回の上映会では思っていたのだ。
お客さんは、市民の方々。
以前、ここで「気仙沼映画祭」なるものを開いたが、その時と同様で、なかなか市内から外には広がらない。
これにはいつも、頭を悩ませてしまうが、もし次回があるとしたら、何か率先して、市内はもとより、市の外にも発信できるような宣伝をしていかなくちゃならないと思っている。
手売りが基本の地方での興行。問題は山積している。
トークが終了して、場所を移して、「慰労会」のようなものが開かれた。
こちらも盛況で、映画にボランティアとして参加してくれた唐桑の人たちも多数来てくれて、ボクとしてはうれしかった。
東京から駆けつけてくれた下田くんにも感謝。
息子のお守りをしてくれて、さぞ疲れただろうな。
ホテルで、食事。
久しぶりに、そして、ようやく仲代さんと話せた。
新しい企画の話などする。
まだまだ企画の段階だが、これから、少しづつ形にしていこうと思っている。
飲んでしまったので、今日は、ホテルに泊まることにした。
深夜になって、ようやく奥さんと乾杯。
そろそろ、『春との旅』から離れたいと思う。
でないと、何も始まらない。
2010年8月14日土曜日
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