病院に初めて車で行く。
朝のうちはとにかくしんどい。
何週間も空いたので、貧血になっているようで、体がとにかく重いのだ。
おまけに息子が夏休みで、留守番をさせておくわけにもいかないので、一緒に行くことになり、そうなると車の方が楽だ。
さらに、今はお盆休みの真っ只中で、街には人も車もあまりない。
いつものように採血をしてから、診察。
クレアチニン値が、前より幾分良くなっていて、少しホッとする。
奥さんが、「腹膜透析」の話を持ち出す。
「血液透析」のように一日おきに病院に行く必要はないのだが、「腹膜炎」にかかる可能性が高いと言う。
「腹膜炎」にかかるとどうなるのかは判らないが、「腹膜透析」はできなくなることは確実で、結局「血液透析」と言うことになるんだろう。
ならばはじめから、「血液透析」でいいじゃないかと思うが、想像すると、ぞっとして、逃げ出したくなる。
「いいですよ。尿毒症になったら、冬山にでも入りますから」
と、心で言うが、そんな度胸がないことも判っている。
しかし、参ったなあ。
こんなはずじゃなかったんだけどなあと独り言。
病院を出て、息子とプロントで一服。
息子、好物のカルボナーラ、食べる。
汁までスプーンですくって飲んでいる。
その顔を眺めながら、幸せな一時。
でも、すぐに飽きるんだ、この人は。
奥さんを呼んで、ボクらの昼食は、カレー。
クレアチニンの数値がほんの少し良いだけで、ボクも奥さんもはしゃいでる。
それが良くわかって、ボクは嬉しい。
家で、ビール。
夕飯を食べてから、久しぶりに、一人で繰り出す。
緑茶ハイを二杯。
でも、全部は飲めない。怖くて、飲めない。
もう、バカは死ぬまで、出来ないんだろうな。
2010年8月15日日曜日
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