2011年5月15日日曜日

2011/05/04



今日はほどほどの時間に横になったのだが、足が痙攣して、眠れず、仕方なく起きて、仕事場に戻った。
数日前にネパール料理の店に行って、カレーなどを食べたのだが、巨大なナンを食べきれず持ち帰ったので、それをチーズをのせて焼き直して、ビールと一緒に食べている。
だいたい、何もない日は、一日の大半をこの仕事場で過ごしているのだが、何をしているのかというと、まったくたいしたことはしていなくて、ツイッターを見たり、FACE BOOKを見たり、借りてきたビデオを観たりで一日は終わってしまう。
もちろん、勤勉なボクとしては、書き上げた台本を読み直してみたりもするし、かつて書いた台本を取り出しもする。書きかけの台本をまた開いて、メモをとってみたりもするのだが、最近は、少しするとすぐに煮詰まってしまい、仕事場を出て居間で、ギターを弾いて、ごまかすことが多くなった。
ギターを弾いて、小声で唄ってる時が幸せと言ったら幸せだが、ロクに歌詞を覚えていないものだから、ただ遊んでるだけで、いいメロディーはあるんだけども、出来てない歌詞の事を考えると、こちらも何だか仕事めいてきてしまい、「ま、今日はいいか」といった感じで、やめて、また、仕事場に舞い戻って、別の事を始めている。
勤勉なボクがどうしてこうまで怠惰なのかと言うと、体調が最近、悪化の傾向を示しているということがあるが、「具合が悪い、具合が悪い」と言っても始まるもんでもないので、どうしようもなくなったときは、横になることにしている。
我ながら、呑気なもんだなあと思う。
以前はこんなこと一切なかったのだ。
仕事のことばかり考えていた。
仕事と言うのは、映画を作ることなんだが、「一年に一本映画を作っていないと、職業とは言えないでしょ」なんてうそぶいていたこともあり、余程のことがない限り、一年に一本は映画を作ってきた。
しかし、これは大変なことで、ボクの場合は、自主映画が多いので、撮影して、編集して、納品すれば、「はい、おしまい」というわけにはいかないのだ。
映画祭に出品したり、配給のことを考えなくてはならない。
配給が決まったら、宣伝に参加して、あれこれと本当に沢山しなくちゃならないことが待っている。金も要る。
湯水のごとく、大金が出て行く。
まさに、ジャラジャラとだ。
挙句の果てに、映画が酷評されたりするもんだから、めげる。
めげれば、酒を呑む。
呑んで、人に絡んだりもする。
タバコの本数も増え、知らない間に、暴飲暴食、不摂生がたたって、ついには、足腰が立たないほど体が消耗し、内臓のどこもかしこもがおかしくなる。
何とか不全なんてものになる。
なったらこれは、直らない。
現状維持も難しい。
食事制限を医者から言われ、しばらくの間、酒も断つのだが、体調が回復すると、また、始める。
医者に通うのが怖くなり、行かなくなる。また、体が動かなくなる。
あちこちに異常を感じる。
それをごまかすようにまた呑む。
さらに、体調は悪化する。
ついに医者に行くと、病状は更に悪化している。
「残念です」
なんて言われる。
「残念ですが、もうダメです」
なんて言われる。
薬をもらい、
「また、来月来てください。しかし、本当に残念です」
ととどめの一撃だ。
「そうか…俺は死ぬのか」
とうな垂れる。
毎日、薬は飲むが、病気は進行し続ける。
もう自分でもどうすることもできないような状態になる。
日によっては、まったく体が動かない日もある。
奥さんには泣かれ、息子には、「ボクは一人で生きていかなくちゃならないのかな…」なんて訊かれる。
数少ない友人は、
「あと十年は働かないとダメですよ」
とか言う。
「移植の申請だけでもしておいた方がいいんじゃないですか」
とも言われる。
「いや。そんなのはいいんだ」
と言いながら、迷っている。
いや、迷ってはいないのだが、迷っているふりをしたくなる。
「すべて、寿命だよ」
「運命だよ」
と繰り返す。
何日か、人と会うと、横になっていることも出来ないほど、体がしんどい。
自分の体を持て余している。
何とかならないものかと、車を走らせたりする。
300キロぐらい走ると、アドレナリンが出て来るのか、ハイになる。
ハイになると、だるさや痛みを忘れる。
でも、その日は眠れず、翌日は、以前にも増して、怠く、無気力となる。
毎日がこうだ。
この繰り返しだ。
ひどいもんだ。
でも、どうにもならない。

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