スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

11月, 2015の投稿を表示しています

夜中に、起きて、

書棚には、たくさんの本がある。
この部屋にあるのは、翻訳もの。
居間に行けば、DVDと映画関係の本と、日本の単行本。
廊下と寝室には、文庫本。
読んでないものもあれば、読んだものもある。
DVDは、ほとんど観てるが、観てないものもあるし、忘れてしまったのもある。

そう、忘れてしまってるものばかりだ。
忘れてるのに、そこにある。
中身は忘れているのに、背表紙のタイトルだけが、いつまでも記憶に残っている。
じっと見てると、読んだ時のことや、途中で嫌気がさして、読まなくなってしまった、その時のことを思い出したりする。
手に取って、読み返してみても、再読はしない。
数ページ読むだけで、机の隅に置いておく。
×   ×   ×
夜中に目が覚めてしまい、さあて、何をしようかと考える。
いつもそうだ。
最近は、いつも、何しようかと考えて、ただ、ぼうっとしているだけで終わってしまう。

ぼうっとしているのは、もともと嫌いなんだけど、最近はぼうっとしているときが、なぜか、愛しい。
いろんなことを思い出すからだが、映画を作ってる時のことを思い出すことはない。
子供時代のことが多い。
×   ×   ×
何か、書いているときが嫌だ。
あれだけ書くことが好きだったのに、今は、できれば、離れていたい。
考えが煮詰まってくる。そんな時が嫌なのだ。
逃げ出したくなる。
だからあまり書くことは考えないようにしているが、こんな風に、ブログを書いているわけだから、なんとも、おかしなことだ。
×   ×   ×
週に三回、クリニックに通っている。
通っているといっても、奥さんが話してくれて、迎えが来るようになっている。だから、時間になったら出ればいいのだが、どうも勤め人に舞い戻ったようで、嫌だ。大体、迎えの車というのも、気分のいいものではない。
「勝手にいくから!」
と、運転手さんに言って、バスで行ったこともあるが、次第にそれも億劫になり、最近は、迎えの車におとなしく乗り込む。

車は、僕を運んで、クリニックではなく、カフェの前で止まる。
まだ八時前。そんな時間にクリニックは、開いてはいないから、カフェで時間潰しに本を読む。
まるで中学の読書の時間みたいだが、これがいい。
コーヒーにミルクと砂糖を少しだけ入れて飲む。
たばこを三本吸う。
場所が変わろうと、何が変わろうと、このような暮らしは、続けなければならない。
もちろん、カフェで一服は、どこでもできるものじゃないから、いき…

(2015/11/17加筆)

2015/05/31

なんとも、まつたりとした時間が、流れている。
普通のひとは、それこそ、待ちに待った日曜日なんだろうけど、ボクの場合は、少し違い、翌日の月曜がまだ、休みなので、日曜は、貴重だが、おまけのような日。
映画に行こうにも、混んでるだろうなと言う思いが先にたってしまい、行かないことが多いし、夕方になると、いつの間にか、酒になっていて、もう、読書する気分にはなれない。
近くに、フランスみたいに、気軽に入れるカフェがないから、食事を済ませると、もう、散歩に出るぐらいしかなくなってしまう。
何か、書くことがあれば、そんなことは、全部吹き飛んでしまうが、まだ書く段階ではない場合、まんじりともせずに、机に向っているほかはない。
ボウーっとした頭で、唸ったりして。

新作映画、少し進んだ。
少しと言っても、大変なことで、ボクの場合は、役者さんありきなので、その役者さんが、演ってくれると言った以上は、やらなくてはならない。
少し、プレッシャーを感じているが、今更、と言う気もしなくはない。
何をしてもプレッシャーは、感じるものだし、プレッシャーがない生活なんて、ボクには、必要ないような気もする。

旅の番組とか、旅に関する本や、映画が好きだ。
だらだらと、旅人が、名所旧跡でないところを、食べたり飲んだりしている所がたまなくいい。
町の風景も、映像となると、いつまでも、見て居たくなる。


2015/06/12

そう言えば、最近、大力&三浦コンビの新作を、観せてもらい、何か、たまらない気分にさせられた。
たまらない気分と言うのは、無性に、旅に出たくなる気分だ。
ふらっと、この映画のふたりのように、(この映画の場合は国内だが)外国を旅したい。
行くなら、北欧かな。
ガラパゴスなんてのもいいなとか。
でも、多分、もうボクは、身体的に、行くことはないのだろうなと、哀しい現実と、向き合う。
行けるわけがないのだと。

いつか大力と三浦君が、海外に撮影しに行ったらどうなるのかを想像した。
吉林当たりでまここまこする二人が観たい。


東京に、57年間暮らしていた。
途中、数か月、フランスに居た事はあるが、それ以外は、東京だ。
2011年の1月、突然思いついて、大阪に引っ越した。
子供は、転校生となった。
かなり辛い思いをしたんだろうが、人懐こい性格が幸いして、彼は、毎日を過ごしていた。
ボクは…

無題

昨夜ようやく、『6才のボクが大人になるまで。』を観た。
ずっと、気になっていた映画だけど、なかなか観る機会がなかった。
それは、この映画に限ったことではないのだけれども、観たいとは思うが、なかなかタイミングが合わない。
「絶対にこれは観なくては!」
 と思ったものでも、観ないことがある。
いや、そう思った映画に限って、なかなか見ない。
理由は、特にない。
好きな監督、好きな役者、好きな音楽。
それらが全部そろっていても、観ない。
観るタイミングが合わないというよりも、時間をおくと、いろんなことを考えるようになって、思考の方が先にいってしまい、観ても、
「どうせたいした映画じゃないんじゃないか」
と思えるようになっていく。予告を簡単にみられるというのも、ある。
予告と言っても、今の予告は、抜粋を再編集しただけのもので、映画のイメージをあおるようなものはない。

予告

事実、そういう思いを随分とした。
期待していた映画に、ずいぶん後になって観て、みなければ良かったと思うことが多かったことだからだ。

映画を作っていると、いわゆる一般観客とは、自然と違う視点で映画を観ていることがある。
一般の人のようには見られない。
撮っている人の、現場のカメラとか、照明とか、録音のセッティングのことを考えてしまう。
それで、それに、目新しいことがなかったりすると、途端にその映画に興味を失っていく。

それは、たまたま観た映画にも言えることだが、たまたま観た映画と言うのは、初めからあまり興味がなかった映画が多いので、そういうことにハナから興味を持たなかったので、そんな技術的なことも、気にならないでみるので、まだショックは少なく、
「どうせ、この程度だろう」
という、程度をクリアしてさえすれば、まあ、最後までは観る。

アクションものというか、アクションを売りにしている映画は、あえて、劇場では見ない。
テレビ画面のほうが客観的になれるからだ。その方が、シナリオとか、演出のレベルが良くわかる。
こけおどしの作品は、テレビサイズの画面では、5分ともたない。
少なくともボクは。

忍者物で、大層評判になり、シリーズにまでなった映画だって同じことだ。5分でやめた。
それは、仕方のないことだ。
映画は、成功しただろうが、成功した映画だからと言って、ボクの思ってるリズムと違うものは、見続けることができない。

最前線物語を観て、

最前線物語と言えば、サミュエル・フラーの代表作だが、恥ずかしながら、今まで、観たことがなかった。
若いころは、戦争物が大好きで、流行っていたこともあり、反戦、プロパガンダどちらになびいた作品でも、なんでも観ていたのだが、自然と、B級と言われるものだけに絞られて行って、大作には、あまり関心が向かなくなっていた。
日本の場合は、大作がほとんどなので、(それも、決まって終戦のころの話か、真珠湾攻撃、あるいは、山本五十六)見るには見るが、いつも同じようなもので、指揮官らの苦悩に、若い将校らの恋愛が絡む程度。差別化が難しい。

いはゆる最前線で、敵と戦うというのは、なかなかない。
あっても、ほんのわずかなもので、すぐに指揮官の話に行ってしまい、またもや苦悩。
苦悩ばかりの戦争。

アメリカ映画は、小隊の軍曹なんかが、主人公のものも多く、どこかの原っぱや森の中で撮影しているようで、戦車や大砲や銃なのど装飾はあるが、あとは火薬やスモークなんかを焚いて、短時間に、高率よくとっているものが多い。
「ジョニーは戦場へ行った」なんて映画も観たが、どうもダメだった。当時は、反戦の匂いのするものに、どこか拒絶反応があったのだろう。
戦闘シーンがないと満足しなかったんじゃないか?
当時の話だけど。

当時、アクション映画と言えば、新宿のローヤルと決まっているところがあり、二本立てとかで、戦争物を観て、小汚い服を着て小銃を肩にする前線の兵士に憧れたものだ。
死と隣り合わせだというのに、そこに参加したいとも思った。
不思議なもので、今は、そんな気持ちには、毛頭なれないのだが、当時は、劇場から出て来ると、糞みたいに平和なだけのこの国を呪ったりした。
活力がみなぎっていたのか、何なのかよくわからないが。

前にも書いたが、ボクのお気に入りは、「特攻大作戦」や「レマゲン鉄橋」だった。「遠すぎた橋」も好きだったが、「戦場にかける橋」は、文学過ぎてダメだった。
そんなこともあったのだろう。
「最前線物語」は、観る機会を失った。
失ったというより、タイトルは知っていても、どこでやってるのか、全然わからなかったのだ。

サミュエルフラーの名前ばかりは、耳に入ってくるが、彼を観たのは、ヴェンダースの映画だったし、彼が撮った映画は、何か一本ぐらいは観たのだろうが、あまり印象に残っていない。
何年か前に、「東京暗黒街・竹の家…