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『日本の悲劇』について、池島ゆたかさんが書いてくれました!

『日本の悲劇』について、池島さんが、書いてくれました。 嬉しいです! 池島監督(俳優もしていますので、やはりさん付けの方がいいのかどうかわかりませんが)ありがとうございました! 小林政広作品『日本の悲劇』試写にて見た。 あっという間の100分だった。 この作品は簡単に面白かったとか、凄かったとか、感動したとかいう言葉を封印する。 仲代達矢氏と北村一輝とのふとしたやり取りに笑いをにじませながら、映画はいつしか見るものの集中力緊張感を高めていく。 それはギリギリに引き絞られた弓矢の糸をみるかのような感覚。 小林監督の演出は前作『ギリギリの女たち』以上のギリギリ感をこの作品に与えたかのよう。 映画が終わった時、えっこれで終わりという唐突感を感じたが、つまりそのギリギリ感のだからこその緊張感をもっと味わっていたかったからかもしれないが、やはりあのへんが見るほうとしての限界点かもしれない。 全く一瞬たりとも弛むことのない見事な作品であった。という賛辞くらいは言っておいてもいいだろう。 小林監督の演出はとにかく凄まじい。 どこまで行くんだろう? 必見! 8月31日より、渋谷ユーロスペース、新宿武蔵野館等にて公開!

『日本の悲劇』番場早苗さんから、

この社会の生き難さ ー 映画『日本の悲劇』 2013年05月27日 映画『日本の悲劇』(小林政広監督作2012)を観た。
身につまされた。
泣いた。
いろいろ考えさせられた。
宣伝惹句に「これは、私たち家族の物語。」とあるが、まさしく、わたしの、あなたの、家族の物語だ。
ある一家を襲う失職、病、離婚、死、震災。そして貧困、年金。この国が抱える問題の数々が、ひとつの家の中にのこらず在った。
シーンが変わるたび暗転があり、舞台のように闇の時間がある。

◆四つの椅子
食卓に椅子は四つ。かつては全部に坐る人がいた。
坐る椅子が決まっていた。その椅子がひとつずつ空いていく。

◆ひと月6万円
「いち日1500円の生活費でひと月45000円、水道・光熱費いれて6万円」と息子が父に言う場面がある。
むかし民法のゼミ仲間が話していたことを思いだす。
彼女は年金問題をテーマに調べていた時、役所の人に「国民年金、月6万円で生活できますか」と尋ねたところ、「独りだとそうですが夫婦だと12万です。それでなんとか生活できるでしょう」と応えたのだそうだ。
「夫婦が前提っておかしくない? 独りで暮らす者のことは考えないわけ?」と彼女は憤慨していたが、このことだけでも、この国の年金制度や社会政策のお粗末さが窺い知れる。
高級官僚や一流企業に勤めていた者は、退職後も高額の共済・厚生年金で悠々自適の生活を送れるが、自営業や非正規雇用だった者は、持ち家でもなければ生きてゆけない金額だ。格差社会は死ぬまで続く。

◆俳優が素晴らしい 脚本が素晴らしい
仲代達矢・北村一輝・大森暁美・寺島しのぶ。出演者が皆、とてもいい。仲代達矢の凄さ(うまさを超えている)は『春との旅』で刻みつけられたが、この作品でも見事だ。
そして、北村一輝がまた、息を呑むほどいいいのだ。嗚咽・慟哭、泣きの演技が、台詞が、作り物じゃなくなっている。「よしお」その人だった。一緒に泣いた。いま思い返しても胸が震える。
きっと、脚本がいいからなんだと思う。
台詞が秀逸で、個々の言葉遣いがキャラクターを際立たせている。
例えば、大森暁美演じる母親の「~もんですか」という表現。
相手の言を「じゃ、ない」と強く否定するのではなく、やんわりたしなめながらも受容している。
それが大森の声や表情と相まって、この母…

『日本の悲劇』FBからの転載です、

自作だから言いにくいですが、録音の福田伸さんの渾身の作です! 国内に録音賞があるならばぜひ、彼に!!  RT @hknyemi: 『日本の悲劇』小林印の長廻しが印象的なのだけど、フレーム外で起こっている出来事を音だけで表現しているシーンが多く。もうこの音がすごい。 1いいね!··投稿のフォローをやめる··宣伝する 福間 恵子さん、三上 昇さん、澤田 サンダーさん、他11人が「いいね!」と言っています。

『日本の悲劇に寄せて、『風切羽』の小澤監督が、FBに書いてくれた文を転載します、

『風切羽』の小澤雅人監督から、『日本の悲劇』について、こんな文を書いてくれました。
小澤監督、ありがとう!











昨日、試写で小林政広監督作品「日本の悲劇」を拝見しました。
試写会場は超満員で熱気ムンムン。
エレベーター降りたらロビーが満員電車状態。皆さん殺気立って良い席を取ろうと足早に会場に駆け込む。
そんな光景や、YouTube予告編の記録的な再生回数を見てもその期待の高さが伝わってくる。(再生回数19万回!!)
最後列からスクリーンを見据える。
冒頭からしびれる長回しが続き、徐々に仲代達矢さんと北村一輝さんのミニマルな世界に引き込まれ圧倒される。
あんな北村一輝さんは見たことない。
TVCMの北村一輝さんからは想像もつかないほど弱く愚かで、みっともない。
嗚咽を吐きながら、一向に姿を見せない父、仲代達矢さんに懇願する。
満員の客席からスクリーンに注がれる眼差しは一刻も途切れることなく、あっという間に100分が終わってしまった。
それだけスクリーンに釘付けになっていたということに終わって気付く。
ミヒャエル・ハネケの「愛、アムール」を思い起こさせる密室劇。
ハネケと違うのは、扉一枚挟んでそこに物理的な接触がないこと。
その「関係の不在」の中に、日本の悲劇を見た気がする。
今この時代に必要とされ、そしてそれを見事に受け止めてくれる映画。
これを観ずして13年の映画は語れないと思う。
個人的には、終わり方が大好き。
鳴り響く電話が意味するものを、あれからずっと考えている。







「日本の悲劇」は8/31公開。

『日本の悲劇』前売りについて、

『日本の悲劇』の前売り券は、初日でも、使用出来ますので、初日にご覧になりたいお客さまも、安心してお買い求めいただけます。
ポストカード付き前売り券は、各劇場窓口で、お求めください。
チケットぴあでも、発売中です!


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『日本の悲劇』6/26のこと、

昨日はあいにくの雨で、『日本の悲劇』のマスコミ試写、きっと少ないだろうなと。
今まで、二回の試写では満席だったけど、それが、ピークだったかと、落胆した気持ちで、試写室まで行ったのだけど、何だか様子がおかしい。
エレベーターから降りたら、人だらけ。
前の試写を観に来たN嬢とばったり。
「すごいことになってますよ!」
と言う。
中に入ったら、もっと人だらけ!
早くも、席は埋まってしまい、外では宣伝スタッフが、補助席を出しながら、お客さんを誘導してる。
試写室の人が、出て来て、
「これ以上は無理だ。ただでさえ、避難口が、補助席で埋まってる。もう入れないでくれ!」
と、宣伝の人に、内緒話。
それでも、まだ、お客さんが、受け付けに来る。
何とか、前の床にすわってもらっても、観てもらえないかとボク。
何人かは、それで入って貰ったのだが、ついに、宣伝の人の判断で、お帰りいただくことになってしまった。
こんな事になるなんて、考えてもいなかった。
もちろん、嬉しい。
こんなに沢山の人に観てもらえるなんて、思ってもいなかったからだが、この先のことを考えると空恐ろしい。
『日本の悲劇』の公開は、8/31から。
まだ、二ヶ月もある。
みなさんの応援だけが頼りです。
どうか、よろしくお願いします!

SNSの皆さんへ、

『日本の悲劇』のヤフーの映像トピックスのアクセス数が、48万を超え、シネマトゥデイーで、初公開された予告篇が、17万を超えていると言う。
ちょっと、信じられない数字で、何が何だかわからないのだけれども、沢山の人たちに、この映画の存在が、知られるようになったのは、とても嬉しいことです。
テレビの視聴率は、1パーセント100万人に換算しているようで、それから考えれば、微々たるものなのかもしれないですが、自主映画であり、あるかないかの宣伝費で、細々とやっている我々としては、負けるとわかっていながらの戦いであったのに、ほんのわずかに救いが、もたらされ、希望のかけらが、見えてきました。
しかし、まだ、かけらに過ぎないと思っています。
そんなに興行は、甘いものではないと思っています。
散々、辛い目にもあってきましたしね。
でも、配給宣伝のスタッフの人たちの意気が上がったのは、確かなことです。
これもひとえに、数年前から、この映画に注目して、励まし、応援してくれたSNSの仲間たち皆さんのお蔭です。
本当に、ありがとうございます。

公開まで、2か月半近くあります。
これからも、どうか変わらぬ応援を、よろしくお願いします。







2013/6/18                                    小林 政広




ヤフー映像トピックス
http://videotopics.yahoo.co.jp/videolist/official/movie/p38c14e0a872e6feba84026f9e4bc210c



『風切羽』に寄せて、

『風切羽』に寄せて、



小澤雅人監督と初めて会ったのは、全州映画祭のオープニングパーティーでだった。
スーツ姿の小澤監督を、旧知の女性から紹介されたのだ。
以前は、どの映画祭に行っても、日本人の監督は僕一人だったが、最近では、どこの映画祭に行っても、若い日本人の監督たちで溢れている。
正直、彼らと話すのは、疲れる。
若い創造することの熱気に圧倒されるからではない。それなら大歓迎なのだが、むき出しの自我と自信満々の立ち居振る舞いに辟易するのだ。
監督にはそういう面がなくては務まらないのだろうが、それを臆面もなく見せつけられると、頭を抱えてしまう。
だから、小澤監督と会った時も、ロクに話はしなかったと思う。
彼を紹介した知人の女性とも立ち話程度だった。
それから数日後、小澤監督の『風切羽』を観た。
『風切羽』は、その年の全州映画祭コンペティション部門で唯一の日本映画だった。
ボクは、前の年に、全州映画祭で、コンペティションの審査員をした。その時、掛かった唯一の日本映画『ももいろそらを』(小林啓一監督)と比較するためだった。
『ももいろそらを』をボクは、審査の席で、推したのだが、援護射撃は一切なく、選に漏れてしまった。しかし、その世界観は、高く評価されるべきものだと今でも思っている。『風切羽』がそれと比較してどうか? と言うのに、ボクは興味を持っていた。他のコンペ作品を一切見ないわけだから、そんな比較しかボクには出来なかったのだ。
冒頭からの20分で、ボクは、「これは、自主映画ではないのではないか?」と思った。あまたの自主映画と呼ばれているものとの差は歴然としている。
その完成度の高さは、商業映画のそれと何ら変わりがなかったからだ。技術関係の腕の確かさから来ているのかとも思った。
しかし、それと相反して、描かれているのは、児童虐待である。主役の秋月三佳が、滅法いい。ボクは、映画に引き込まれながら、自問したものだ。「やばいぞ! この監督は、凄い!」と!
描いている世界が、ボクと似たものを感じたからだ。こんな思いを抱いたことは滅多になかった。いや、初めてと言った方が良いだろう。
そのハラハラする思いは、映画の中盤まで続いた。

311のあたりで、

「311のあたり」では、②③と続く予定でしたが、『日本の悲劇』公開時のパンフに、掲載することになりましたので、ここでは掲載できなくなりました。
パンフには、様々な方のレビューや論評などが掲載される他、仲代達矢さんからご寄稿いただいた言葉や、『日本の悲劇』のシナリオも、掲載されます。
映画公開時には、ぜひとも、劇場で、お手に取ってご覧いただき、お買い求めいただければと思います。
よろしくお願いします。