2015年11月17日火曜日

(2015/11/17加筆)

2015/05/31

なんとも、まつたりとした時間が、流れている。
普通のひとは、それこそ、待ちに待った日曜日なんだろうけど、ボクの場合は、少し違い、翌日の月曜がまだ、休みなので、日曜は、貴重だが、おまけのような日。
映画に行こうにも、混んでるだろうなと言う思いが先にたってしまい、行かないことが多いし、夕方になると、いつの間にか、酒になっていて、もう、読書する気分にはなれない。
近くに、フランスみたいに、気軽に入れるカフェがないから、食事を済ませると、もう、散歩に出るぐらいしかなくなってしまう。
何か、書くことがあれば、そんなことは、全部吹き飛んでしまうが、まだ書く段階ではない場合、まんじりともせずに、机に向っているほかはない。
ボウーっとした頭で、唸ったりして。

新作映画、少し進んだ。
少しと言っても、大変なことで、ボクの場合は、役者さんありきなので、その役者さんが、演ってくれると言った以上は、やらなくてはならない。
少し、プレッシャーを感じているが、今更、と言う気もしなくはない。
何をしてもプレッシャーは、感じるものだし、プレッシャーがない生活なんて、ボクには、必要ないような気もする。

旅の番組とか、旅に関する本や、映画が好きだ。
だらだらと、旅人が、名所旧跡でないところを、食べたり飲んだりしている所がたまなくいい。
町の風景も、映像となると、いつまでも、見て居たくなる。


2015/06/12

そう言えば、最近、大力&三浦コンビの新作を、観せてもらい、何か、たまらない気分にさせられた。
たまらない気分と言うのは、無性に、旅に出たくなる気分だ。
ふらっと、この映画のふたりのように、(この映画の場合は国内だが)外国を旅したい。
行くなら、北欧かな。
ガラパゴスなんてのもいいなとか。
でも、多分、もうボクは、身体的に、行くことはないのだろうなと、哀しい現実と、向き合う。
行けるわけがないのだと。

いつか大力と三浦君が、海外に撮影しに行ったらどうなるのかを想像した。
吉林当たりでまごまごする二人が観たい。


東京に、57年間暮らしていた。
途中、数か月、フランスに居た事はあるが、それ以外は、東京だ。
2011年の1月、突然思いついて、大阪に引っ越した。
子供は、転校生となった。
かなり辛い思いをしたんだろうが、人懐こい性格が幸いして、彼は、毎日を過ごしていた。
ボクはと言えば、月に一度の病院通いで、東京へと車を走らせた。
何を好き好んでか、550キロの道のりを、往復するのだ。
病院は、半日で済む。
事務所に寝泊まりしたり、ホテルに泊まったりして、何日間かを過ごし、また、大阪に帰る。
月に一度のそんな旅が、ボクの唯一の愉しみでもあり、息抜きだった。

いよいよ、ボクの病気が深刻となり、大阪の病院に転院した。
それから、しばらくして、入院、手術。
たいした手術ではなかったが、入院するのが通例となっていたらしい。
その入院は、三日ほどで終わったが、それから半年後、再び、入院。今度は、一週間ばかりで、ある処置をすることになった。
その処置は、今も続いていて、週に三回は、処置をしに、クリニックに通っている。
大阪から、東京に舞い戻って来たのは、生まれ育った場所で、もう一度、生活をしてみたいと言う気持ちが、募ったからだが、東京生まれのボクには、東京以外の場所は、馴染めないと言う事が根本にあったからだろう。
でも、こう書いているときにも、また、どこか別の場所で暮らしたいなと思うんだから、気まぐれだ。

今のボクは、至って元気で、
「大体、こういう状態になると、寿命は、10年ですよね」
と力なく医者に訊いた時に、
「まあ、そうです」
と返ってきた医者の言葉を、ときどき思い出す程度で、気にはならなくなってきた。
あれ以来、もう何年の歳月が過ぎていったか。
残り、7,8年というのが、ちょうどいいかなと思う。
思うには思うが、ままならないのが人生だ。

あれだけ勤め人の生活を嫌っていたボクが、早起きになり、規則正しい生活を送っている。
クリニックに行くためだ。
罰が当たったなとは思わない。
今は、息子が成人するまで、死ぬないなとおもうだけだ。
それまで、ボクは何をしようかなと思うが、映画しか無いことはとうにわかってる。





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