2010年7月17日土曜日

2010/07/13

肌寒い。

曇天で、三時ぐらいから、雨になる模様。

さて、いよいよ、まとめ観だが、ならし運転を数日はしなければならない。

以下、映画の感想を書くが、これは、批評の類いのものではない。あくまで、ボクの創作のためのメモと理解してほしい。

ボクは、作り手でもあるので、視点はみなさんとは、違うかも知れない。

けなす映画もあるかも知れないが、それも、ボク自身にも思い当たる節があるからなのだ。

もし不愉快に思われたら、飛ばして読んでいただければ幸いだ。



『四月の雪』観る。

これは、以前、ここで観たのだが、なぜか、再見。

この映画の監督とは、チョンジュの映画祭で、デジタル部門の審査委員でご一緒したことがあった。

なかなか素敵な男だった。

ホテルで何やら、連日助監督と打ち合わせをしていて、

「ロケハンですか」

と訊いたら、

「そうだ」

と言っていた。

きっとこの映画の準備をしていたんだろう。

あれから随分時間が経ってから、映画は日本でも公開された。

彼同様、寡黙な映画で、省略や飛躍の仕方が実にうまい。

ストーリーは、あまりボクの好きなものではないのだが、大時代がかってしまいがちなこのテのストーリーを、うまく結末まで、運んでいる。

特に、ラストシーンは、秀逸。

ルルーシュの映画を思い出した。



『沈まぬ太陽』観る。

冒頭のカットバックから、メインタイトルが出るまでで、すでに映画は失速している。

橋本忍が脚本を担当していたら、こんなものには絶対にならなかっただろうし、もっと深みのある作品になったのではないかとないものねだりをする。

脚本は、大事だが、その脚本も、脚本家だけの責任で書かれるものではなくなっている。プロデューサーや出資者の意見が多分に入ってくる。おまけに、監督からも、改訂が入る。

それでも、書き続けなければならない、言わば共犯者だ。

いずれ、また、観ることになると思うから、その時は、また違った感慨を抱くかも知れず、それに期待したい。



『キャピタリズム』観る。

エンタテイメント作とはこういうものだとボクは思っている。

饒舌なナレーションの字幕を追うので精一杯だったが、それであっても、この爽快感は何だろう。

きっとボクはマイケル・ムーアの作品が肌に合うのだろう。

音楽の使い方も見事だし、編集も秀逸だと思った。



夕飯時、若葉さんへ行き、上映会の招待券を渡して来る。

帰宅して、巻きずしつまむ。

深夜からもう一本。



『ワールド・オブ・ライズ』観る。

これもまた、素晴らしい。

とにかく、圧倒された。

『デパーテッド』の脚本家が書いたものらしいが、そう言われてみると、なるほどと納得するところがところどころにある。

具体、具体で画を紡いでいく。

その圧倒的なリアリティー。

編集。

観ていて、途方に暮れるばかりだ。

こう言う映画を観ると、もう駄目だ。

寝るしかない。

完全に打ちのめされた。

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