2010年7月18日日曜日

2010/07/15


静かだ。

本当に、信じられないぐらいに、ここは静かだ。

昨日は、何本かの電話を受けただけ。

後は、誰とも口を利かなかった。

東京にいると、喧噪のなかに身を置いていて、いつも何かに追い立てられているような気分になるが、ここにいるとそんなことはない。

じっと押し黙っていても、ことさら焦ることもない。

こちらに来て、もう一週間が経とうしているが、苦になるのは、食事のことだけで、他のことは、まあ何とかやっている。

ビールは、また糖質ゼロに戻ったが、500㎜缶を二本飲んだら、もう充分。

それも、途中でお茶を飲んだりしないと、飲みきれない。

奥さんがいないとボクは何も出来ないので、納屋の雨どいが壊れていても、ただ眺めているだけだし、今朝は、汲み取りが来たのだけれど、あいにく小銭がなくて、振り込みになっても、どこに振り込みに行けばいいのかすら知らない。

ひどいものだ。

だから、電話で奥さんに頼み、東京から振り込んでもらうことにした。

まったく、ひどい。

こう言う田舎にいて、何も出来ない自分を感じる。

出来ることと言ったら、こうして、机に向って駄文を書くことぐらい。

うん。

それでも、このブログ、読者が20人になっている。

どんな人が読んでいるのか、調べたことはないが、定期的に20人の人が読んでいるのだから、下手なことは書けないし、書きたくない。

いつかこっちに移住して、晴耕雨読で、暮らして行こうと考えていたが、体を壊してしまったので、耕が出来ない。晴雨読。あとは、映画鑑賞。読の方も、最近は、怠っている。

いかんいかんの声が聞こえる。

もっと努力しなければな。

何せ、最近読んだ本は、『星の王子様』ぐらいのものだしな。

でも、これ以上の本があるのかといえば、疑問に思えてくる。

さあ、今日は、何を観よう。

ある知人が、スカッとする映画が観たいと言っていたが、ボクも同様だ。

でも、探してみると、なかなか見つからないものだ。

スカッとする映画、何かありませんか?



今日は、午前中に客人が来て、話す。

帰る客人を見送ってから、

『わが町』観る。

昨夜に引き続いての川島雄三監督作品。

『洲崎~』が、東京の情景をうまく取り込んでいるのと同じように、今度は、大阪の情景をうまく取り込んでいる。

これには、驚かされる。

プラネタリウムのシーンも、素晴らしい。

続けて、川島監督の作品を観たくなったが、持っているのはこの二枚なので、あきらめて、他のを観る。

手に取ったのは、アン・リー監督『フア゛ローバック・マウンテン』これも、DVDが出た時に買っていたのだが、なかなか食指が伸びず、現在に至っていた。

ようやく観た。

情景が美しいが、何か、この作品では、アン・リー監督の器用さだけが目について、ボクにはもう一つ乗り切れなかった。

そんなはずじゃないと、これもまた、ずっとみないでいた同監督の『ラスト、コーション』観る。

三時間を超える大作で、こちらの方はアン・リーがプロデューサーにも名を連ねている。

映画の方も、鬼気迫るものがある。

特に、セックスシーンは、サスペンスが掛っている分だけ、目が釘付けになる。

描写も素晴らしい。

ラストは、予想通りというのは、致し方ないし、これ以外には何もありはしないのだと思わせる。

素晴らしい。

ボクはこう言う映画を作るアン・リー監督を尊敬してやまない。

かつてのチャン・イーモウ監督に匹敵する中国人監督だ。

まだ余力があるので、もう一本、軽いのを観ようとある一枚を手にとったが、気が変わり、今日はここまでにすることにした。

さあ、そろそろ、キャプラ監督と成瀬監督の作品群に移行しようと思うが、他にもまだ観たい映画が沢山ある。

さあ、困った。

映画館では、ノーランの新作と、『トルソ』が公開されている。

『踊る~3』も観たい。

んー。

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